懐かしのインテリア本/asayan Booth

こんにちは。SHINPEIです。

先日実家に帰省した時に、とっても懐かしい雑誌を見つけました。

 

asayan Booth。

1997年、ぶんか社発行。

当時絶大な人気を誇ったファッション雑誌、『asayan』のスピンオフ的なインテリアムック本です。

いやー懐かしい、、

たぶんこの本でぼくのインテリア好きが確立されたんじゃないかなと思います。

以前にとりあげさせてもらった『TOKYO STYLE』より、こちらのほうが見たのは早かったですね。

 

もちろん発行は『TOKYO 〜』の方がだいぶ早かったし、おそらくこの『asayan Booth』もそれに影響を受けてるんだと思いますが、、いやいや、負けず劣らずの濃い内容ですよ。

1ページ目。しつこいですが懐かしすぎる、、このページ、目に焼き付いてます。

この本の特徴として、登場人物のキャラがみんな強いんですよね。

『TOKYO〜』は登場人物は映ってないんで、そこは差別化してる感じ。

おそらくインテリアがおしゃれうんぬんではなく、キャラの強い人は部屋の個性も強いだろうっていうアプローチなんじゃないかと思います。

ぼくが以前からお伝えしてる、『住む人のパーソナリティを感じる部屋が好き』というのもこの本の影響っぽいな、、

 

やはりキャラのクセが強い(褒めてます)。ぼくの宗教モチーフ好きはもしやここから、、?

でもカーテンはセサミストリートというギャップがこの方の振り幅の広さを物語ります。

あ、レコード、マイルスのビッチェズ・ブリューがありますね。他のレコードも見てみたい。

 

右ページの北原哲夫さん。スタイリストとしてご活躍されてます。

ゴダールアントニオーニもこの写真で知りました。

インテリア本ですが、情報の密度が濃かったですね。

 

この右側のページの部屋が、実はこの本の中で一番好きな部屋。

ストイックなセンスに、レッドとブラウンの組み合わせ。

こちらの方カフェ経営で有名でしたよね。

 

あ、きゃりーちゃんのアートディレクションなどで有名な増田セバスチャンさん発見。

あたりまえですが昔からぶれてないんですね。かっこいい。

 

左ページ。バスキアマシュー・バーニーネルソンベンチはここで知りました。

まさに有益な情報の宝庫。今でもずっと好きなものばかり掲載されてます。

 

当時人気のショップの内装を数多く手掛けていたm&mの仕事もちらっと掲載されてます。

 

この小さなコマを当時穴があくほど見てましたね。もっと大きく掲載してくれればいいのにって思ってました(笑)。

 

そしてこの本の見所はなんといっても中盤の特集。

アンダーカバーデザイナーのJONIOさんや俳優の村上淳さんなどの当時(今もみなさんご活躍ですが)のカリスマ達のお部屋を紹介してます。

 

謎の縦構成。この画質の荒さがかっこいいと思ってましたが、もっときれいな画像でじっくり見たかったな〜(笑)。

置いてある小物や本なんかの細かいところまでチェックしてました。

 

当時ご夫婦だったムラジュン&UA。

あ、以前にこのブログでご紹介したジェシ・コリンヤング『On the Road』がありますね。初めて知りました。

 

「バスタブがないんで、子供用のビニールプールにお湯を張って入ってるんです」なんてことをサラッという松岡俊介さん。

この言葉が思春期に刺さったおかげで、ある程度の悪環境は楽しめるマインドが育ってしまいました(笑)。

 

ブランキー・ジェット・シティ照井利幸さんの部屋。

このストーンズのポスター欲しかったなあ、、

 

ひさびさに見返してみると、当時の時代を反映した構成が面白いですね。

登場人物がほとんどタバコ吸ってたりとか、テレビ(もちろんブラウン管)の配置やカスタムに情熱を注いでたりとか、、

あとこれ前から思ってたんですが、昔のインテリア紹介って夜のシチュエーションが多かったような気がしませんか?今ってほぼ日中ですよね。

これも現代人の生活習慣の変化が反映されているような気がします。お酒よりコーヒー、的な。

余談ですが10年程前にぼくの部屋をとある雑誌に掲載して頂いた時、撮影時に「タバコと灰皿はしまってください」と言われました。その時からコンプライアンスは厳しめでしたね。

 

いやはや、創造以上に自分の原点が詰まってて面白かったです。

改めてみて思ったのは、どの住まい手もインテリアを伸びやかに楽しんでいる印象。競争相手はいなくて自分だけのレーンを自分のタイムで走ってる様な。

月並みですがぼくも初心に戻って、もっと自由に自分だけのレーンを走っていこうと思いました。

 

それでは今日はこの辺で。ありがとうございました。

SHINPEI

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