こんにちは。SHINPEIです。
Casa Brutusさんでその存在を知って以来、どんどん興味が増していった新木場のショップ、CASICAさん。
ようやく訪問できまして、昨日はその素敵なエントランスと、グリーンコーナーの様子をお話しさせていただきました。
今日はそこからさらに足を踏み入れ、メインとなるショップの様子をお話させていただきます。
ただ、商品のご紹介ではなく、その内装を中心に。
無国籍で独特な空気感がかっこよかったですよ。
それでは『内装デザイン編』、さっそくどうぞ。
昨日お話ししたグリーンコーナーを出ると広がるこの光景。
骨董品の和ダンスや和食器が並ぶ光景なのに、どこかヨーロッパを感じるのはなぜだろう。
すこし真ん中に進んで、レジを正面に見た光景。
一直線にに伸びるカウンターが軸線となり、そこにバラバラな高さのシェルフや照明をあわせてリズムをつくっている印象です。
振り返るとここにもリズムが。五線譜みたいな空中の使い方。
商品のひとつひとつが、この独特の空気感をつくっているのがわかります。
ショップコーナーから、昨日お話ししたグリーンコーナーを見たところ。
例の巨大なビカクシダが見えますね。
引きで見ると、あらためてその巨大さがわかります。
今日は内装中心といいましたが、商品もちらっと。
こんなふうに風合いのあるシェルフに並べられてます。
ちなみにですが上から2段目の無水鍋、欲しいです。美しいプロダクト。
これで終わりと思いきや、さらに奥にはこんなスペースが広がっていました。
ここはイスやテーブル、キャビネットなどの、大型家具が中心のコーナーですね。
CASICAさん、思った以上に懐の深いショップです。
ところどころで象徴的に使われている鹿のハンティングトロフィー。
家具たちは和モノ中心なのに、サブリミナル的にこういうアイテムがちょこちょこ登場するので、バランスがいい意味でくずされ、無国籍な独特の雰囲気がつくられています。
ちなみに左のドアの奥には工房がありました。
こちらで家具のリペアなどをしてらっしゃるんでしょうね。
倉庫だったもともとの作りを活かしてるんでしょうか。中二階的なところにも家具がぎっしり。
フォント使いもいいなぁ、、
こんな一画もありました。
光を浴びた風景がノスタルジックで美しい。
そしてぐるっと一周。元のエントランス付近に戻ると、こんな印象的な壁が。
ここは生活に根ざした、様々なジャンルの本が並ぶコーナー。
種類はそこまで多くはないですが、それだけ厳選されたものを扱ってらっしゃるんでしょう。興味深いタイトルばかり。
にしてもこの大小違うサイズのシェルフを絶妙に重ねたデザイン、なんか既視感あるなーと思ってたら、あれですね、奥沢にあったTAKIBI BAKERY(タキビ ベーカリー)さんのセンスに似てるなと。
調べてみると、そのTAKIBI BAKERYさんをプロデュースされた『CIRCUS』の鈴木善雄さんと引田舞さんのお二人が、このCASICAさんを運営&デザインされているようですね。なるほど納得。
デザインはバラバラだけど、すべて同系色(時計までも!)で揃えた世界観。
これはもう什器というよりアート作品ではないでしょうか。
以上がCASICAさんをぐるっと一回りしてお伝えさせてもらった内装デザイン。
繰り返しになっちゃいますが、全体のトーンや商品構成は『骨董屋』。
そこにヨーロッパのアイテムを効果的に挟み込むことで、この独特の空気感をつくってるって印象でした。
軸足がブレてないから、そこにいろんな要素が加わってもひとつの世界観に昇華できるんでしょうね。素晴らしい。
明日はそんなCASICAさんで、個人的に気になった商品などをご紹介させていただきます。
それでは今日はこの辺で。ありがとうございました。
SHINPEI