夜、お酒を飲みながら聴きたい音楽③

こんにちは。SHINPEIです。

今日はひさびさのこちらのシリーズ。

『夜、お酒を飲みながら聴きたい音楽』の第3弾です。

 

聴きたい音楽も季節によってけっこう変わったりします。

やっぱりこの時期だと、スローなジャズやバラードなどが恋しくなりますね。

なので今日はすこし肌寒い冬のはじまりに、あったかいお部屋で聴きたい音楽を選んでみました。

 

あ、あと今回、ちょっとしたあたらしい試みを。

セレクトしたレコードの中から個人的に好きな1曲を、動画でご紹介させて頂きます。

スマホ撮影だしレコードプレーヤーも高価なものじゃないんで音質はぜんぜんですが、お部屋の映像とあわせて雰囲気だけでも感じて頂ければ。

道行くクルマの音やファンヒーターのボーっという音が入ってますが、それもまた味ってことでご容赦くださいませ。

 

それではまずはこちらから。

 

Hank Mobley 『SOUL STATION』

1960年発表の彼の代表作。

ハンク・モブレー、すっごい大好きなんですよ。

同時代にスターサックスプレーヤーがあまりにも多いために影にかくれたまま晩年を迎えてしまったんですが、ゆったりとした彼のプレイはお部屋でのんびりするにはぴったりだと思います。

アン・バートンもそうですが、ぼくはあんまり超絶技巧!というよりは、抜け感があって独特の雰囲気をつくることができるプレーヤーに惹かれますね。ちょっと失礼な言い方かもしれないけど。

針を落として音が鳴りはじめたとき、一瞬にしてその場の空気が変えることのできる魔法のアルバムってあると思うんですけど(Chet Baker SingsとかNora Jonesの1stとか)、これもその中の一枚だと思う。

バドワイザーなんかのライトビールで乾杯したくなりますね。

軽いからこその良さって、あるんです。

 

続いてはこちら。

 

Rickie Lee Jones 『Girl At Her Volcano 』

1983年発表のライブアルバム。

ピアノを中心とした非常にシンプルな編成で、彼女にしては珍しくジャズのスタンダードナンバーをしっとりと歌いあげる、プライベート感溢れる作品。

あの有名曲『My Funny Valentine』もいいんですが、ぼくは1曲目の『Lush Life』が好き。

ビリー・ストレイホーンによって1938年に製作されたこの曲は、訳すと『酔いどれ人生』

非常に彼女らしいセレクトだなと思います。

 

つづいてこちら。

 

ASTOR PIAZZOLLA  『THE ROUGH DANCER AND THE CYCLICAL NIGHT』

アルゼンチンタンゴの巨匠であり、バンドネオンの世界的奏者アストル・ピアソラの1987年発表作。

官能的なジャケットのとおり、内容も大人な雰囲気漂う美しくてドラマティックな作品です。

ぼくが好きなのはこれまた1曲目のPrologue(Tango Apasionado)

映画好きの方ならすぐにピンときたはず。

そう、ウォン・カーウァイ監督の1997年作、『ブエノスアイレス(原題:Happy Together』)にて、印象的なシーンで繰り返し流れていたあの曲です。

ちょっと話がそれますがブエノスアイレス、大好きなんですよ。

ウォン・カーウァイ監督の映画はどれも好きですが、この映画特に好き。

クリストファー・ドイルの撮影するざらついたテクスチャーと音楽が織りなす退廃的な空気感がたまらない。

インテリアにもたくさん影響をうけましたね。ぼくの間接照明好きはこの映画がきっかけです。

ベタですがやはり、重めのアルゼンチンワインとともに楽しみたい。

 

以上3枚のご紹介でした。

じっくり聴きこむもよし、読書のお供にするもよし。

ワイン片手に週末の夜をゆったりと過ごしてみてはいかがでしょうか。

 

それでは今日はこの辺で。ありがとうございました。

SHINPEI

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