廃ビルに集結するアート/ARIGATO SAKURAGAOKA

こんにちは。SHINPEIです。

渋谷の再開発、思ったより大規模で広範囲なんですね。

よく行ってた香港ロジ富士屋本店のあの一区画全部がゴーストタウンになっててびっくり。

そんな再開発地区のはずれにたたずむヤマハエレクトーンシティビルの跡地にて、11/16より『ARIGATO SAKURAGAOKA』と銘うったアート展が開催されてます。

 

こちら、ポスターがそのままアーティストの部屋割り図面になってます。

写真や音楽、建築などのあらゆるカルチャーから50名以上が参加しているこの展覧会。

その規模もさることながら、廃ビルの退廃的な雰囲気とアートが絡みあってつくりだす空気感が独特でした。

そして最後には植物好きならびっくりのニュースが飛びこんできたんです(もうご存知かもですが)。

 

エントランスの元駐車場では音と映像のインスタレーションが。

 

ビル内に入ると、、

 

さっそくレスリー・キーさんの部屋。

こんな感じで各部屋にアーティスト名のテーブが貼ってあります。

 

渋谷を舞台にした作品多し。

 

お隣には敬愛する写真家、小浪次郎さんのお部屋も。

 

月並みですが、幻想的で美しい。

 

若木信吾さんは見せかた自体がアート的。

お部屋全体を含めたインスタレーションでした。

 

ぼくをミニマリストからこっちの世界に引き戻してくれた(笑)、ライアン・マッギンレー

それについてはこちらのページをご覧いただければ。

 

高木康行さんのこのシリーズ。好きです。

 

なにやらあやしげな雰囲気の通路の向こうには、、

 

さらにあやしいカオスなお部屋が。

 

そんな感じで屋上を含めると全5フロアにもおよぶこのイベント。

上下階への移動は階段なんですが、これがまたおもしろかったです。

ところ狭しとグラフィックが描かれているんですが、これ、廃ビル時のいわゆる落書き的グラフィックに、このイベントのために新しく追加したグラフィックを混ぜこんでるんだそう。

 

お、尊敬する建築家、谷尻誠さんのお部屋をみつけました。

余談ですが谷尻さん、ぼくと同じ専門学校の先輩なんです。

 

建築家らしい手法をもちいた作品たち。

静かで美しいコンポジションでした。

 

こちら個人的に気になったお部屋。

長場雄さんの作品を展示しています。

 

長場さんのポップなイラストと、お部屋のもつ世紀末感とが不思議なマッチング。

 

屋上にも出られます。

ちなみにこのグラフィティはこのイベントのためにあたらしく追加したものらしい。

 

これ、何室っていうんでしょう。配電室かな?

その中でYOSHIROTTENさんのインスタレーションが行なわれてました。

 

 

キャッシュオンのバー。お酒も飲めちゃいます。

しかしどこを切り取っても退廃的。

 

しかし見上げるとそこには再開発まっしぐらの、渋谷の高層ビル群。

この空気感を味わえるのも今だけだと思うと感慨深いですね。

 

さてここから一気に階段を下り、一階へ。

ここで意表をつくさんの展示。

 

叢さんのコレクションのなかでも、とびきり珍品を集めているらしく、キャプションがいちいち興味深い。

たとえばこちらとか。

こちらも。

そして冒頭でお伝えした個人的大ニュースがこちら。

しかも近所ですし。

この日一番の衝撃でしたね。これは楽しみ。

 

そんな濃すぎるロケーションでの濃すぎるアートイベント。

開催は12/2(日)までとけっして長くないので、気になる方はお早めにどうぞ。

 

それでは今日はこの辺で。ありがとうございました。

SHINPEI

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