こんにちは。SHINPEIです。
パリ時代に住んでいた部屋も今回で3回目。いよいよ最終回です。
その前に2回目のお部屋を引っ越した理由。
前回お伝えしたように、2回目のお部屋はお世辞にもきれいとは言えない、(よく言えば)味のある一軒家。
引越したのは夏のはじめ頃だったのでよかったんですが、秋の気配がしてきた頃にはすきま風が吹きすさぶように、、
特にこたえたのはシャワー。屋外だったんですよね。
巨大ナメクジがはっているのはまあいいとして(いいのか)、さすがに寒さに耐えられず再度引越を検討し始めました。
そしてその時、ちょうど知り合いが(この頃には割と友人もできてました)所有しているマンションに空きがでたので、ありがたいことにそこを格安で借りられることに。
場所はパリ15区のVaugirard(ヴォジラール)というところ。
正直サン・ジェルマン・デ・プレやマレなんかに比べると、いわゆる『パリらしい町並み』は薄めの印象ですが、コンランショップなどのインテリアショップや高級デパートのボン・マルシェなどが立ち並ぶセーブル・バビロン駅までメトロ12番線1本で7駅(パリのメトロは駅間が短いので、7駅なんてあっというま)と近いのが魅力的。
メトロの駅からも徒歩3分くらいでまわりにスーパーも多く、住みやすそうな町でした。
さて肝心のお部屋です。
何世帯入っているかわからないくらい大きなマンションの、たしか3階だったかな。
内覧にくると家賃(600ユーロ)の割にかなり広い!
トイレ、バスルーム別で、広めのワンルームって感じでしたが60㎡はあったんじゃないでしょうか。
セントラルヒーティングもついてるし、これまでの生活とくらべるとかなりのレベルアップ。
かくして、ようやくパリ26区内に住めることになりました。
で、いきなりすみません。おわびなんですけど、お部屋の写真を探してみたところ、思いのほか撮ってなかったんですよね、、
残ってたのは夜の数枚のみ。
まあその当時はブログを書いたり、Roomclipを始めるだなんて予想だにしていなかったので仕方ないですけども。
と、かなりの前置きの長さでしたがこんなお部屋でした。
こちらがメインのワンルームで、このすぐうしろに設備のかなり充実した(それはもうほんとうに。ガスオーブン付きで、コンロは5口くらいあった)キッチンがあります。
ここで友人が料理の腕をふるってくれたりしました。
ちょっと余談ですが、パリって才能が集まる街なんですよね。
友人を招いてパーティをすると、その中にシェフ修行中の人がいたりして、フルコースをつくってくれたり。
これ意外と『パリあるある』なんじゃないでしょうか。
話をお部屋に戻します。
写ってはないですが、右の壁にはバスルームへの入口と、大きめのクローゼットがありました。
右手前にエントランスへの短い廊下とトイレ。
家具はもともとあったダブルサイズのベッドとテレビ(ひさびさのテレビがけっこううれしかった。ヌーベルスターっていうオーディション番組をよくみてました)、それとローテーブル。
ミラーを床置きして後に間接照明を仕込むという細かい技は、この頃から既に発揮されてます(笑)。
ダイニングテーブル上のキャンドルホルダーと、ニースで拾った石は今でも愛用中。
行灯っぽいランプはもともとあったのか、購入したのかちょっと忘れました。
期間限定の滞在だったので大きな家具の購入ができなかったんですが、もっとソファ置いたり、観葉植物置いたりしたかったな。
友人を数人招いたときのとある日のテーブル上。
パリなのに華やかさゼロですみません(笑)。
このクローネンブルグの『1664』(フランス人はセーズって呼んでました)が好きでこればっか飲んでました。
フランスってビールめちゃ安いんですよね。これで1本100円しなかったんじゃないかな。
携帯も時代を物語ってる。ちなみにちょうどこの頃i phoneが発売されました。
どこへ行ってもColdplayの『Viva La Vida』が流れてたなあ。
それより砂利を敷いてキャンドルホルダーを置いてるディスプレイが気になりますね(笑)
大きな家具が置けない分、こういうディティールで遊ぶことでインテリア熱を放出していたのかもしれません。
と、画像少なめで恐縮ですが雰囲気だけでも伝われば嬉しいです。
いまふと思ったんですけど、この部屋にひとりでいる時間ってすごく少なかったんです。
暇さえあれば友人を招いて夜通しパーティしてたし、一人で暇なときは街に繰り出してましたしね。
パリでひきこもってたらもったいないし。
だから画像も少ないのかもしれません。
秋のはじまりとともに引っ越してきたこのお部屋。
帰国する5月まで快適に住まわさせて頂きました。
かばんひとつでノープランで行ったパリも、こうして色んな人のおかげで無事に終えることができたのでした。
それでは今日はこの辺で。ありがとうございました。
SHINPEI