こんにちは。SHINPEIです。
今日ご紹介するのは映画『シェイプ・オブ・ウォーター』。
1962年、アメリカ。政府の極秘研究所で清掃員として働くイライザはある日、施設に運び込まれた不思議な生きものを清掃の合間に盗み見てしまう。“彼”の奇妙だが、どこか魅惑的な姿に心を奪われた彼女は、周囲の目を盗んで会いに行くようになる。幼い頃のトラウマからイライザは声が出せないが、“彼”とのコミュニケーションに言葉は必要なかった。次第に二人は心を通わせ始めるが、イライザは間もなく“彼”が実験の犠牲になることを知ってしまう。“彼”を救うため、彼女は国を相手に立ち上がるのだが——。
ギレルモ・デル・トロ監督のファンタジックなラブストーリー。
この映画、週末の夜にお部屋でのんびり観るのにおすすめです。
何よりもまず、音楽を含めた、『音』が素晴らしい。
ゆったりメロウなストリングスやフィメールボーカル・ジャズ。そして雨音や街の喧噪。
そして1962年の古き良きアメリカを再現した美しい美術セット。
この2つが作り出す世界感に酔うだけでも、この映画を観る価値があります。
特に劇中の印象的なシーンで流れるこの素敵な2曲。
ぜひ聴いてから映画をご覧になってください。
音楽担当は『グランド・ブダペスト・ホテル』で第87回アカデミー賞作曲賞受賞を受賞したアレクサンドル・デスプラ。
映画のサントラが欲しいと思ったのは久しぶりです。
BGM。ご存知の通り『バックグラウンド・ミュージック』の略ですね。
この映画、2,3回観たあとは、小さめの音量でただ流すだけでも、お部屋の雰囲気がつくれそう。
そんなBGM的な楽しみ方ができる作品です。
その時は同じBGMでも、さしずめ『バックグラウンド・ムービー』ですね。
思うに映画ってはじめから最後までかじりついて観なきゃいけないってわけじゃなくて、音楽アルバム的に好きなシーンだけを抜き出して観たり、画面を見ずBGM的に流しながら読書したり、そんな自由な付き合い方をしてもいいと思ってます。
例えばブエノスアイレスを流しながら北回帰線を読んだりとか、、
パイレーツ・オブ・カリビアンを流しながらワンピース読んでも臨場感あるかもですね(笑)。
なんとも贅沢な映画の使い方。
この映画はいろんな意味でピュアな映画です。
ただピュアであるがゆえの、露骨な性描写や、残酷なシーンがあります。
なのでそういった表現に耐性がない方や、ご家族でご覧になる際はご注意ください。
保険をかけるわけではないですが、観る人を選ぶ作品だとは思います。
でも冒頭でご説明したように、美しい音楽と背景を楽しみつつ、週末に赤ワインでも飲みながら観ると、けっこう幸せを感じられる作品ですよ。
それでは今日はこの辺で。ありがとうございました。
SHINPEI
華金。