こんにちは。SHINPEIです。
先日ポストカードを購入したゴードン・マッタ=クラークの回顧展が東京国立近代美術館(MOMAT)で開催中とのことで行ってみることにしました。
とその前に、せっかくMOMATに行くならと隣町の神保町へ。
神保町は言わずと知れた古書店&カレーの街。
ランチはクラシックな外観に惹かれてこちらへ(しかし休日のカレー率の高さよ)。
エチオピア本店さん。
開店3分前くらいに到着した時には既に15名くらいの行列。
ただ席数多いからか意外とすぐに入れました。
こちらのカレーは辛さ0倍(ってなんだろう)から70倍(!)まで選べるとのこと。
カレー好きなのに辛いのが得意でないぼくは1倍でオーダー。
結果辛さ1倍でちょうど良かったです。
聞き間違いじゃないと思うんですが、店員さんが隣の男性にカレーを出す時に「お待たせしました。100倍です」と言ってたような、、
70倍までなので、聞き間違いか、あるいは希望者には提供するのかもしれませんね。
まぁその方、汗のかき方と水を飲む量が尋常じゃなかったので、あながち間違いではなかったと思います。
他のお客さんも30倍とか50倍という言葉が飛び交っていて(界王拳かと)、ぼくみたいな1倍なんて頼む方は全然いませんでしたね(笑)。
思うに、こちらは汗を大量にかいて水を飲むという、ある種サウナ的な楽しみ方をするところなのかもしれません(ちがうか)。
当然ですが辛いもの好きな人におすすめです。ごちそうさまでした。
それから古本屋巡りをしようと思ったんですが、日曜はほとんどのお店がお休みなんですね。知らなかった、、
とりあえず近くの空いてたお店に入ってみました。
以前に藤原ヒロシさんのブログで見た本がずっと気になってまして、こういうお店ならもしかしたらあるかなーと思ったら一発目でまさかの発見。
生沢 朗『氷壁画集』
ちょっとした奇跡。
しかもお値段700円也。
あとは串田孫一さんの随筆を購入。
串田孫一『山のパンセ』
串田さんの文章はわかりやすくて好きです。
それから古書店を出たら、あ、、見つけてしまった、、
神保町にもあったんですね。disk unionさん。
ちょっとだけ寄らせてもらいました。
本日の戦利品は2枚。
GLENN GOULD 『ゴールドベルグ変奏曲』
PABLO CASALS『無伴奏チェロ組曲』
なぜか今日はどちらもバッハ。
ゆったりした休日の午後にとてもおすすめの2枚です。
あ、あと食後にコーヒーを一杯、、ってときはこちらがおすすめ。
ラドリオさん。
こじんまりとした入口に対して意外と広い店内。
お客さんでいっぱいだったので写真は撮りませんでしたが、落ち着いた程よい暗さの店内にジャズが流れていて、なんとものんびりした空間です。
夜はバー営業をされてるらしい。
こんな空間でお酒飲めたら最高だな、、勉強になります。
それから歩いて10分程、MOMATヘ到着。思ったより近い。ぜんぜん歩けますね。
回顧展をやっているゴードン・マッタ=クラークは1970年代にニューヨークを中心に活躍し、35歳という若さでこの世を去ったアーティスト。
約10年という短い活動期間の中で、アート、建築、ストリートカルチャー、アーティストによる食堂「フード」の経営と、マルチな才能を発揮した彼からは、AIと共存せざるを得ない現代の仕事に対する心のありようを感じるのはぼくだけでしょうか。
前庭にはさっそく『ゴミの壁』。
1970年にゴードン・マッタ=クラークによってオリジナルが作成され、その後、それぞれの土地で集められたごみを使って再制作が行われている作品《ごみの壁》。本展では、東京の街で集められたごみを使って、サイズ約180×180×60cmほどの作品を早稲田大学建築学科の学生と共同で制作しました。
館内は撮影OK。時代は変わりました。いいことですよね。
後半に出てきたこのプロジェクト(彼の作品はアートというよりプロジェクトと言ったほうがしっくりくる)すごかった。
オフィス・バロック。
5階建ての古い建物を切り刻むんですけど、その手法が紐にペンをつけたもので下書きして、それをノミと金槌、電ノコで切っていくというなんともアナログな手法。
彼の作品って現存するものが極端に少ないらしいですね。なぜならすぐに取り壊されるから。
そういう刹那的なところもカルト的人気があるゆえんでしょう。
あ、先日買ったポストカードのビジュアル発見!
彼がオープンさせたレストラン『FOOD』の広告ポスターだったんですねー。ほう。
いやぁ、今日は本、レコード、アートに触れた、なんとも文化的濃度の高い休日でしたね。
(なんか最近はカレー食べてレコード買うのが定番化している気がする)
それでは今日はこの辺で。ありがとうございました。
SHINPEI
今日のレコードを聴きながら。