こんにちは。SHINPEIです。
今日は早めに帰宅して映画をひとつ観ました。
皆さんこちらご存知ですか?ご覧になった方いらっしゃいますかね。
ざっとあらすじを言いますと、、
"無人島に漂流して、絶望のあまり自ら命を絶とうとしている主人公(ポール・ダノ)のところへ、水死体(ダニエル・ラドクリフ)が流れ着く。
主人公はこの死体からガスが出ていることを発見。ジェットボートの要領で無人島から脱出に成功。
しかし様々な困難が2人を待ち受ける、、!"
これだけ聞くと、「お、観てみたい」なんて思う人まずいないでしょうね(笑)。B級感がすごい。
ぼくは知人のすすめで観てみたんですが、いやぁ、いろんな意味で衝撃的です、この映画。
説明したいんですが、ほんとに何から伝えていいのか分からない、、
ひとつ間違いなく言えるのは、この監督は天才ですね(そして変態)
困難に遭遇するたびに死体から新たな機能が発動する(その設定もすごいが)んで、スイス・アーミー・ナイフになぞらえてのタイトルなんですが、これも安易(笑)
普通にタイトルだけ聞いたらスイス軍の話?って思われそうですよね。
なのに、これでいこう!となる神経がもう清々しいほどにアホです。
でもですね。映像と音楽がとにかく無駄に(失礼)美しい!
監督はダニエル・クワンとダニエル・シャイナートによる映像ユニット、ダニエルズで、主にミュージック・ビデオを手掛けられてるようですね。納得。
BGMも素晴らしい。
人の声やハンドクラップなどフィジカルのみで構築した音楽。
これがプリミティブな崇高さを作品に与えています。
最初こそ悪ふざけに見えますが、鑑賞を続けるうち、人間の死生感、、そう、人類はどこから生まれ、そしてどこに辿り着くのか、という壮大にして哲学的なテーマに正面から挑んだ作品なのでは、という気がしてきます(疲れてるんでしょうか)
これはB級映画の皮をかぶった人間讃歌なんだ、、と思った矢先にあのエンディング。
まさに登場人物が思わず発するあの一言に尽きます。
「それな」って思いましたよね。
とにかく好き嫌いがまっぷたつに分かれる作品とは思いますが、この作品が好き!という人とは親友になれそうです(笑)
監督のダニエルズ。これがおそらく映画デビュー作なんでしょう。
次の作品がほんとに楽しみです。
それでは今日はこの辺で。ありがとうございました。
SHINPEI
やはりもう少し大きいモニターで観たいな、、