【間接照明のやり方とルール①】キッチン

こんにちは。SHINPEIです。

こないだなんとなく部屋の間接照明の数を数えたら15個もありました。

1DK、35㎡で15個はなかなかの数だな、、と自分でも若干引き気味。

でもぼくの中では照明は間接照明以外ありえないんですよね。

これは一人暮らしを始めた19歳くらいの頃からずっと変わりません。

そもそも間接照明が好きになった理由。

いくつかあるんですが、この本からの影響が一番大きいかも。

 

谷崎潤一郎『陰翳礼賛』

言わずと知れた昭和の文豪、谷崎潤一郎の傑作。

昭和初期の暮らしのなかで、西洋と比較しながら、日本人の持つ独特の闇に対する美学と感性を滔々と語る随筆です。

20歳くらいのときに初めて読んでから、ぼくのバイブル。

実際電燈などはもうわれわれの眼の方が馴れッこになってしまっているから、なまじなことをするよりは、あの在来の乳白ガラスの浅いシェードを附けて、球をムキ出しに見せて置く方が、自然で、素朴な気持もする。

ぼくの裸電球好きのルーツはたぶんここですね。

 

美は物体にあるのではなく、物体と物体との作り出す陰翳のあや、明暗にあると考える。

この一文にやられた。

 

それからというもの、10〜40ワットくらいの暗めの電球をいろんなところに散らして、陰影を楽しんできました。

それが気がつけば15個(正直まだ足りないと思ってますが)になっていた、という訳です。

 

さてさて、全ての照明をお話しすると長くなっちゃうので、今日はまずキッチンからお話しさせていただきます。

 

相変わらず水平、とれてますね(笑)

照明の数はわりと少なめで、全部で3つ

 

向かって一番左にこちらのランプ。

10年程前にパリに住んでいた時期があるんですが(そのお話もまたおいおい、、)、その時に一目惚れして買ったものです。

帰国の時にかさばるんでなるべく買い物はしないようにしてたんですが、これだけはどうしても連れて帰りたかったんですよね、、

たしかトマト缶をリサイクルしてつくられたフェアトレード品だったかと。

これは玄関の照明も兼ねてます。帰ったらまずポチッとつけます。

玄関って天井に必ず電球がついてると思いますが、こうやってテーブルランプに変更するとだいぶ雰囲気変わりますよ。

電球は25Wのシャンデリア球を使ってます。

 

レンジフードのランプはデフォルトでついてたもの。

これのおかげでキッチンツールがいい感じに照らされます。

こちらは40Wの電球を使ってます。

ポストカードのディスプレイはウォーホルがファクトリーからハウディ、なイメージで(よくわかんないですけども)。

 

キッチン右上に取り付けてるのは、恵比寿のPFSパーツセンターで買ったワイヤーランプ。

ぼくは昔からイカ釣りランプって呼んでます(笑)。漁船に吊られてそうですよね。

そっけなくて媚びないデザインが昔から大好きです。コスパも良いですし。

こちらは10Wとけっこう暗め。

花のポストカードはGLOBE ANTIQUESで購入しました。

他は古本の地図のページを破ったもの、モンサンミッシェルの絵はがきをラフにマステでぺたぺた。

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はい、以上がキッチンの間接照明でした。

全部あわせて75Wの電力量です。

キッチンはもちろん作業場なので、必然的に上からの明かりになりますね。

いちおう蛍光灯もありますが(これすら白熱色に変えてます)、まったくつけてません。

ただあまり暗くしすぎて作業に支障がないようにしてくださいね。

指切ったりなどしないよう!

それでは今日はこの辺で。ありがとうございました。

SHINPEI

先日も掲載した工場萌えならぬ『キッチン萌え』。ごちゃごちゃキラキラ美しい(笑)

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